ブライダルチェックとは
ブライダルチェックとは、結婚を控えたカップルや結婚後の夫婦が、将来の妊娠・出産に備えて、健康状態をチェックする検査のことです。今の健康状態を把握し、必要に応じて治療を行うことで、将来的なリスクを減らすことができます。
当院では、男性を対象としたブライダルチェックとして、精液検査、精巣エコー検査、性感染症検査を行います。(女性のブライダルチェックは行っておりません。)
ブライダルチェックは健康診断の一種ですが、健康保険の適用外となるため、費用は全額自己負担となります。
男性もブライダルチェックを受けましょう

妊娠を望む男女が、結婚して通常の夫婦生活を行っても1年間妊娠しなければ「不妊症」と定義されます。
不妊症と言うと”女性の病気”というイメージがまだ根強いですが、現在では不妊症の原因の半数近くは男性側に要因があると考えられています。
そのため、夫婦そろって検査と必要に応じて治療を受けることが大切です。
当院では、メンズブライダルチェックを行っております。千葉駅周辺で検査をご希望の方は、どうぞお気軽にご相談ください。
精液検査について
当院のブライダルチェックの一つとして、精液検査がございます。
精液検査を行い、精液量、精子濃度、運動率、正常形態率などを調べます。男性不妊の原因の多くは精液に起因するため、重要な検査です。
※性感染症検査をご希望の方はこちら
価格

検査のながれ
- ご予約
まずはWebにてご予約ください。 - 診察
現在の健康状態や既往歴、服薬中の薬、生活習慣(喫煙・飲酒・運動など)を確認させていただきます。 - 検体の提出
3~4日間程度の禁欲後、事前にお渡しする容器に直接採取してください。
採取後、2時間以内(可能であれば1時間以内)に提出をお願いいたします。
※当院には採精室はございません。
※検体採取後の持参が難しい場合、近隣の個室ビデオ店をご案内いたします。 - 検査結果のご説明
当院では、MES社のSQA-iOを導入しております。
当日結果をお渡しできます。検査結果をもとに、診察室で現在の状態は自然妊娠が可能かどうかや、今後どのような不妊治療が必要になるかをご説明いたします。
なお、WHOの調査では、検査結果は体調不良やストレスなどの影響を受けやすいことが報告されています。初回検査で基準を下回った場合でも、喫煙・飲酒・睡眠不足・ストレスの改善を行ったうえで再検査を受けることで、正常な結果が得られる可能性があります。
そのため、日頃から体調管理を心がけ、必要に応じて再検査を行うことをお勧めします。
当院の精液検査機器SQA-iOについて

通常の精液検査では、精液量・精子濃度・運動率・正常形態率などを評価し、WHO精液分析ラボマニュアルに基づく下限基準値と比較します。
精子濃度とは、1mlの精液中に含まれる精子の数を指し、そのうち前進運動をしている精子の濃度を「前進運動精子濃度」と呼びます。速度の速い前進運動精子は受精に深く関与しているとされており、従来の精子濃度や運動率だけでは、精子の受精能力を正確に評価することが難しいという課題がありました。
SQA-iOは、こうした従来の評価方法に加えて、高速前進運動精子濃度やSMI(Sperm Motility Index)など、計20項目にわたる精密なパラメータを測定できる最新の検査機器です。SMIとは、MES社が30年以上前に開発した指標で、運動精子濃度と平均精子速度を組み合わせて算出されます。SMIの値が高いほど、精子の状態が良好であることを示しており、一般的にはSMI 80を下限基準値とし、受精方法を判断する際の重要な指標として国内外で広く活用されています。
